染料と顔料について
こんにちは♪
インクコンシェルジュの森嶋です。
先日、お客さまからこんなご質問を頂きました⇓⇓⇓
(o´Д`)「ブラザーのLC12を使ってるんだけどさ
なんでだか、ブラックだけがいつも目詰まりするんだよね…
あれって、なんで?」
目詰まりがおこるのには様々な原因が考えられますが、
純正品を使っていてブラックだけが目詰まりする、
ということは原因のひとつに、インクの「成分」が考えられます。
そこで本日は、
インクの成分、「顔料」と「染料」についてお話します!
■染料ってなぁに?
「染料」とは水に溶けきった塗料の事!
染料インクは紙の繊維質の内部まで浸透するので、色調(グラデーション)・発色が綺麗に再現できますよ。
だから、写真印刷におすすめ(○´▽`)
デメリットは、水にあまり強くないので紙が濡れると滲みやすいところ(o´_`o)
全色染料インクタイプ
EPSON:IC50シリーズ、IC32シリーズ
CANON:BCI-6シリーズ、BCI-7シリーズ 等
■顔料ってなぁに?
“顔料”とは、着色に用いる粉末で溶けきってない塗料の事!
顔料インクは粒子が大きいのでプリンター専用光沢紙の表面にくっついて、紙の中部まで浸透はしないのです。
色がくっきり鮮明で着色力が強い点が特徴!
だから文字印刷・ビジネス文書印刷におすすめ(○´▽`)
また、耐熱性・耐水性・耐光性に優れていて、光にさらされても色褪せしにくいし、水に濡れてもにじみが出にくいです!
デメリットは繊細な色を表現するのは難しいところ(o´_`o)
全色顔料インクタイプ
■染料と顔料、どっちがいいの?
染料も顔料も、一長一短。
だから、プリンターを選ぶ時に“顔料か染料か”で迷ったら、
「何に一番プリンターを使うか」
を考えたらいいと思います!
写真印刷が多いなら染料、
文字印刷が多いなら顔料。
ただ、写真印刷でも、
耐熱性・耐水性・耐光性を求めるなら顔料の方がおすすめです。
また、黒インクに顔料インク、カラーインクに染料インクを搭載して、
文字印刷とカラー印刷でインクの使い分けが可能なプリンターもありますよ!
染料+顔料インクタイプ
CANON:BCI-351+BCI-350シリーズ、BCI-325+326シリーズ、BCI-320BK+321、BCI-9BK+7eシリーズ
brother:LC12シリーズ、LC111シリーズ 等
■頂いたご質問の答え
もう、お気付きですか?
そう、純正品のLC12はブラックが顔料で、カラー(シアン、マゼンタ、イエロー)が染料なのです。
そのため、同じ頻度で使っているのにもかかわらず、粒子の大きい顔料のブラックが目詰まりを起こしたのですね。
ただ、顔料が必ずしも目詰まりをおこすわけではないですよ。
今回ご質問してくださったお客さまは、「数か月に1回印刷するくらいだ」とおっしゃっていたので(;´-`)…
長らく使用していないとノズルが詰まってしまう事が多いのでプリンターは、こまめに使ってあげましょうヽ(*゚ー゚*)ノ
もちろん、
インク革命.COMではLC12シリーズも販売してますよ。
LC12シリーズはブラザーの中でも人気商品なので、今度記事で詳しくご紹介しますね♪
ちなみにLC12のプリンタの型番は下記の通りです。
- MFC-J705D/DW
- MFC-J710D/DW
- MFC-J810DN/DWN
- MFC-J825N
- MFC-J840N
- MFC-J860DN/DWN
- MFC-J955DN/DWN
- MFC-J960DN/DWN-B/W
- DCP-J525N
- DCP-J540N
- DCP-J725N
- DCP-J740N
- DCP-J925N
- DCP-J940N-B/W
では、次回の更新もお楽しみに~
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